病気の予防

大切なペットから病気を守るために、
かかりやすい病気やワクチンについてご紹介いたします。

Dog disease

犬の病気の予防

混合ワクチン

混合ワクチン

ワクチンはすべて注射で行い、ウイルスや細菌から身体を守る抗体を作ります。
任意のワクチンですが、死亡率の高い病気や後遺症の残る病気があります。初年度はワクチン接種の接種回数が異なります。

予防期間

子犬は基本的に1年に3回の接種。
成犬は1年に1回の追加接種が望ましいです。

フィラリア予防

フィラリア症について

フィラリアは糸状30cmの寄生虫が犬の心臓や肺の動脈に寄生する病気です。放置すれば死に至ることもある恐ろしい病気です。
蚊によって媒介される感染症のため、全ての犬(室内外関わらず)がフィラリアに感染する危険性があると考えられます。
フィラリアに感染すると、その治療には危険が伴います。また、飼主にとっての精神的、経済的な負担も決して小さくありません。

こんな様子にご注意下さい
  • 咳が出る
  • 元気がない
  • 呼吸が苦しそう
  • 食欲がない
  • お腹が膨らんできた
  • 尿に血液が混じる

予防期間

4月~12月

毎月一回投与するチュアブルタイプの予防薬があります。
この予防薬によって、フィラリアの予防と同時に、お腹の虫も駆除できます。

ノミ・マダニ予防

ノミ・マダニについて

ノミ・マダニは犬の皮膚や被毛に寄生し、かゆみや皮膚病の原因になります。
ノミは卵の状態で室内に持ち込まれ、知らない間に家中で繁殖してしまうことがあります。
ノミはの成虫に刺されると、その部位にかゆみが生じたり、アレルギー反応を起こして広範囲に病変が広がったりします。ひどくかゆがり、そこから脱毛や丘疹、紅斑などがみられます。
マダニは藪や草むらなどに生息し、散歩時に寄生することがあります。
マダニは多くの病原体を媒介し、吸血による貧血や皮膚炎などを引き起こします。

予防期間

通年

予防には飲み薬タイプ、スポットタイプ(滴下型)がございます。
犬や猫、予防方法によって料金は異なりますので、お気軽にお問い合わせください。

狂犬病予防接種

狂犬病に感染すると

目的もなく動き回ったり、吠えたりするようになります。次いで、目に入るものは何でも噛み付くようになります。また、喉が麻痺するために食べ物や水をのみこめなくなることもあります。
そして立ち上がって歩くことも困難となり、やがて昏睡状態となります。

発病した狂犬病動物には、有効な治療法がありません。

ヒトが感染すると、1〜3ヶ月の潜伏期ののちに、発熱、食欲不振、知覚の異常、喉の痛み、錯乱、麻痺やけいれんが現れ昏睡に陥ります。
動物と同じく、発病すると有効な治療法はありません。

予防期間

年1回

犬の飼主は、「狂犬病予防法」により、生後90日を越えた犬に対して、年1回のワクチン接種が義務づけられています。わが国が狂犬病清浄国でありつづけるために、毎年忘れず接種しましょう。
また、ヒトにも咬まれる前のワクチンと咬まれた後のワクチンがあります。

Cat disease

猫の病気の予防

こんな病気にご注意ください

フィラリア予防

猫もフィラリア症にかかります

フィラリアは犬だけでなく、猫にも感染する病気です。また、猫の場合は犬とは異なり、主に肺に障害を起こすといわれています。

フィラリア症の主な症状は次の通りです
  • 呼吸困難
  • 嘔吐
  • 沈うつ
  • 疲労
  • 元気消失

猫の消化管内線虫

フィラリアだけでなく、猫に線虫が感染する病気には「猫回虫」「猫鉤虫」などがあり、感染する前に予防することが大変重要です。

予防期間

4月~12月

毎月一回投与するチュアブルタイプの予防薬があります。
この予防薬によって、フィラリアの予防と同時に、お腹の虫も駆除できます。

混合ワクチン

予防できる感染症

健康のスタートはワクチン接種から

どのワクチンをいつ注射すればよいのかは、猫の年齢やライフスタイルによって違ってきます。
獣医師と相談の上、恐ろしい伝染病からあなたの愛猫を守ってあげてください。

こんな病気がワクチンで予防できます
  • 猫ヘルペスウイルス感染症
  • 猫カリシウィルス感染症
  • 猫汎白血球ウィルス感染症
  • 猫白血病ウイルス感染症

感染してしまったら命にかかわるだけでなく、あなたの猫が他の猫への感染源となってしまいます。
猫たちのためにもしっかり予防しましょう。

予防期間

年1回

成猫は1年に1回の追加接種が望ましいです。

Ferret disease

フェレットの病気の予防

ジステンパー

この病気はイヌ科、イタチ科に感染するウィルス性の伝染病です。
フェレットが感染した場合、死亡率は100%といわれています。
現在アメリカでは、フェレットの愛好家が大変多いということもあって、フェレット用のワクチンが開発されています。しかし日本ではそのワクチンの輸入が許可されていません。
日本でジステンパーの予防をするには、イヌ用のワクチンを接種します。
イヌ科のワクチンをイタチ科に接種するのですから、100%安全というわけではありません。
しかし、自然界に存在するジステンパーの猛威にさらされることを思えば、犬用のワクチンで予防する方が安全であると思われます。

当院で接種をおすすめするワクチンは、安全性が高いことが証明されています。
フェレットの健康維持のためのワクチンをおすすめします。

予防期間

ワクチネーション:生後6週間→10週齢→14週齢→1年毎の追加接種

フィラリア予防

フィラリアというと犬の病気と思われがちですが、フェレットにも感染します。
蚊に血を吸われることによって感染し、成虫が心臓に寄生します。
この病気にかかると、寿命を縮めるだけでなく、急死することもあります。
蚊が増える時期に適切に予防薬を飲ませることによって、確実に予防できます。
この予防薬は、安心して飲ませることができるものです。
4月から12月までに月に1回予防薬を飲ませて下さい。

3歳からの注意事項

フェレットの寿命は7〜8年といわれています。
3歳を過ぎるといろいろな病気になりやすくなります。
以下の症状が見られたら、早めに診察を受けるようにして下さい。

  • てんかんの様な発作を起こす
  • 毛がぬける
  • 体にできものができる
  • 動きがにぶく疲れやすい
  • 歯石がたまる

正しい予防と毎日のケアで、フェレットの健康を守っていきましょう。


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