大切なペットから病気を守るために・・・。
かかりやすい病気やワクチンについてご紹介いたします
フィラリア症
こんな様子やしぐさにご注意下さい
●咳が出る
●元気がない
●呼吸が苦しそう
●食欲がない
●お腹が膨らんできた
●尿に血液が混じる。
フィラリア症はこんな病気です
フィラリアは糸状30cmの寄生虫が犬の心臓や肺の動脈に寄生する病気です。放置すれば死に至ること
もある恐ろしい病気です。
蚊によって媒介される感染症のため、どんな犬もフィラリアに感染する危険性があると考えられます。
フィラリアに感染すると、その治療には危険が伴います。また、飼主にとっての精神的、経済的な負担
も決して小さくありません。
フィラリアの予防には
毎月一回の投与するチュアブルタイプの予防薬があります。
この予防薬によって、フィラリアの予防と同時に、お腹の虫も駆除できます。
狂犬病
狂犬病に感染すると…
目的もなく動き回ったり、吠えたりするようになります。次いで、目に入るものは何でも噛み付くよう
になります。また、喉が麻痺するために食べ物や水をのみこめなくなることもあります。
そして立ち上がって歩くことも困難となり、やがて昏睡状態となります。
発病した狂犬病動物には、有効な治療法がありません。
ヒトが感染すると、1?3ヶ月の潜伏期ののちに、発熱、食欲不振、知覚の異常、喉の痛み、錯乱、麻
痺やけいれんが現れ昏睡に陥ります。
動物と同じく、発病すると有効な治療法はありません。
狂犬病の予防には
犬の飼主は、「狂犬病予防法」により、生後90日を越えた犬に対して、年1回のワクチン接種が義務
づけられています。わが国が狂犬病清浄国でありつづけるために、毎年忘れず接種しましょう。
また、ヒトにも咬まれる前のワクチンと咬まれた後のワクチンがあります。
フィラリア症
猫もフィラリア症にかかります
フィラリアは犬だけでなく、猫にも感染する病気です。また、猫の場合は犬とは異なり、主に肺に障害
を起こすといわれています。
フィラリア症の主な症状は次の通りです
●咳
●呼吸困難
●嘔吐
●沈うつ
●疲労
●元気消失
猫の消化管内線虫
フィラリアだけでなく、猫に線虫が感染する病気には「猫回虫」「猫鉤虫」などがあり、感染する前に
予防することが大変重要です。
フィラリアの予防には…
毎月一回の投与するチュアブルタイプの予防薬があります。
この予防薬によって、フィラリアの予防と同時に、お腹の虫も駆除できます。
予防できる感染症
健康のスタートはワクチン接種から
どのワクチンをいつ注射すればよいのかは、猫の年齢やライフスタイルによって違ってきます。
獣医師と相談の上、恐ろしい伝染病からあなたの愛猫を守ってあげてください。
こんな病気がワクチンで予防できます
●猫ウィルス性鼻気管炎
●猫カリシウィルス感染症
●猫汎白血球ウィルス感染症
●猫のクラミジア症
感染してしまったら命にかかわるだけでなく、あなたの猫が他の猫への感染源となってしまいます。
猫たちのためにもしっかり予防しましょう。
ジステンパー
この病気はイヌ科、イタチ科に感染するウィルス性の伝染病です。
フェレットが感染した場合、死亡率は100%といわれています。
現在アメリカでは、フェレットの愛好家が大変多いということもあって、フェレット用のワクチンが開
発されています。しかし日本ではそのワクチンの輸入が許可されていません。
日本でジステンパーの予防をするには、イヌ用のワクチンを接種します。
イヌ科のワクチンをイタチ科に接種するのですから、100%安全というわけではありません。
しかし、自然界に存在するジステンパーの猛威にさらされることを思えば、イヌ用のワクチンで予防す
る方が安全であると思われます。
当院で接種をおすすめするワクチンは、安全性が高いことが証明されています。
フェレットの健康維持のためのワクチネーションをおすすめします。
ワクチネーション:生後6週間→10週齢→14週齢→1年毎の追加接種
フィラリア
フィラリアというとイヌの病気と思われがちですが、フェレットにも感染します。
蚊に血を吸われることによって感染し、成虫が心臓に寄生します。
この病気にかかると、寿命をちぢめるだけでなく、急死することもあります。
蚊が増える時期に適切に予防薬を飲ませることによって、確実に予防できます。
この予防薬は、安心して飲ませることができるものです。
5月から12月までに月に1回予防薬を飲ませて下さい。
3歳からの注意事項
フェレットの寿命は7?8年といわれています。
3歳を過ぎるといろいろな病気になりやすくなります。
以下の症状が見られたら、早めに診察を受けるようにして下さい。
●てんかんの様な発作を起こす
●毛がぬける
●体にできものができる
●動きがにぶく疲れやすい
●歯石がたまる
正しい予防と毎日のケアで、フェレットの健康を守っていきましょう。